今回は、お客様(クライアント)から「WordPressでお問い合わせフォームを作りたいんだけど…」と言われたときに<Webディレクターさんにどういう情報を取得しておいてもらいたいか>を、コーダー・フロントエンドの視点からまとめたいと思います!
どれもコーダー・フロントエンドが巻き取りがちな内容でもあるので、Webディレクターさんが事前把握してくださっていると泣いて喜びます。
フォームに設置する項目
当たり前ですが、何の情報をフォームから取得したいのかを事前に確認する必要があります。
デザインにも影響してきますので、デザインフェーズ前の確定が最適です。
フォームの確認画面・送信完了画面の要不要
なかなか忘れられがちな「確認画面」と「送信完了画面」は、要件定義の時に確認してデザイナーさんにも共有しておいていただきたい情報です。
単純にデザインをするページが2ページ分増えるためです。
特に「確認画面」「送信完了画面」があるかないかでプログラムのボリュームや、WordPressプラグインの選定が変わってくるので、Webディレクターさんが要不要をしっかり握ってくれていると助かります。
送信完了画面を作らずに、送信が完了したらサイトのトップページへ遷移するという仕様もたまに見かけます。
送信完了画面を作る際に知っておきたいこと
送信完了画面には、フォームを入力した方がたどり着く場所という特性を生かして
アクセス解析タグ(Googleタグマネージャー)などを埋め込むことがあります。
タグの設置が必要か不要かも事前にクライアントへ確認できると完璧です!
送信用メールアドレス
フォームを送信したときに、入力された内容を自動的に指定されたメールアドレスへ送ることができます。(プラグインにもよる)
複数のメールアドレスを設定可能なことが多いですし、info@とついているような企業の総合窓口のメールアドレスを設定することも多いです。
自動返信メールの要不要
フォームに入力してくださった方に、入力された内容や連絡先を伝えるためのメールを設定することができます。
自動返信メールが必要な場合、その文章を事前に用意していただけると大変助かります。
例えば、以下の内容が記載されていることが多いです。
- フォーム入力についてのお礼
- 担当者から改めて返信するなど次のアクション
- フォーム送信が失敗していたときや見落としたときのための対処法
(〇営業日以上返事がない場合は〇〇というような内容) - 署名
特に署名はコーダー側でよしなに設定するのが難しく、クライアントがメールなどで使っている署名を参考に、フォーム用の署名を用意していただくことも多いです。
プライバシーポリシーの同意
フォームで個人情報を取得する場合は、プライバシーポリシーを記載する必要があります。
プライバシーポリシー専用のページを作る場合が多いです。
よくある対応方法
- 「プライバシーポリシー」ページを作成し、「プライバシーポリシーに同意の上、送信してください」などの文言とリンクを設置します。送信ボタンの上に設置することが多いです。
- チェックボックスで「同意しました」にチェックを入れてもらう形式にすることも多いです。
まとめ
以上です!
「フォームを作ってください」と言われたときに、コーダー・フロントエンドから確認することが多い事項だったため、今回まとめさせていただきました。
駆け出しのWebディレクターさん向けなので、基本的な部分も多いですが、逆にこれらを抑えてくれると安心感がハンパないです。
事前に確認を済ませて双方の工数削減や、クライアントからの信頼度アップになるといいですね!